欧州諸国で、ウクライナ戦争への抗議デモ実施
(last modified Sun, 12 Mar 2023 11:34:10 GMT )
3月 12, 2023 20:34 Asia/Tokyo
  • ウクライナ戦争への抗議デモ実施
    ウクライナ戦争への抗議デモ実施

ヨーロッパ諸国で​​、西側によるウクライナ戦争への介入および経済状況悪化に反対する大規模な抗議デモが行われました。

チェコの首都プラハでは12日日曜、インフレ率高止まりに抗議する数千人の人々が街頭に集まり、自国がウクライナへの軍事支援を止めるように求めました。

自国政府の政策に抗議する人々は、昨年2月にロシアとウクライナの間で戦争が開始して以降、ペトル・フィアラ首相がウクライナに多額の軍事・経済支援を行い、一方でチェコ国民の問題を無視していると非難しました。

抗議者らはまた、NATO北大西洋条約機構の政策を批判しました。さらに一部の者たちは、プラハ国立博物館の建物に飾られていたウクライナ国旗を下ろそうと試みました。

最新の公式統計によれば、人口1050万人のチェコでは今年2月のインフレ率が16.7%に達しています。

一方、スイスの首都ベルンにおいても、戦争に反対する数千人の抗議者らが国会議事堂前でデモを行い、ウクライナ戦争を口実に行われている同国への武器輸出や対ロシア経済制裁に抗議しました。

抗議者らはさらに、ウクライナ戦争に対し中立の政策を取り続けるよう、自国政府に対して求めました。

DIWドイツ経済研究所の調査によれば、ウクライナとロシアの戦争により世界経済がこうむった損失は、2022年だけで1兆ドルを超えています。

ヨーロッパ諸国の政府は、人々のこのような要求にもかかわらず、依然として戦争中のウクライナを支援し続けています。

このような状況の中、ロシア当局者はこれまでに繰り返し、西側によるウクライナへの武器送付が戦争を長引かせるうえ、予測できない結果をもたらすだろうと警告しています。

 


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