トランプ前米大統領、「米の銀行とドルは崩壊中」
ドナルド・トランプ前米大統領は、2024年米大統領選挙にバイデン現大統領が正式に出馬表明したことに反応し、「アメリカの銀行とドルは今や崩壊しつつあり、近く米ドルは国際基軸通貨ではなくなるだろう」と語りました。
ファールス通信によりますと、トランプ氏はバイデン大統領の次期大統領選への出馬表明に反応を示し、「バイデン氏がわずか数年で引き起こした損害額は、最悪とされる5人の元アメリカ大統領による損害に相当する」と述べました。
さらに、「アメリカの各世帯が直面しているインフレは、過去半世紀で最悪のインフレだ」としました。
そして、「アメリカの銀行は崩壊しつつあり、ドルはまもなく世界の基軸通貨ではなくなるとともに、このことは、過去200年間における我々にとっての最大の敗北となるだろう」としました。
トランプ氏はまた、バイデン大統領がアメリカを第3次世界大戦の瀬戸際に引きずり込んでいると主張しました。
現在すでに81歳でアメリカ史上最高齢となるバイデン氏は25日火曜、2期目に向け2024年に実施予定の米大統領選挙への出馬の意向を表明しました。
バイデン氏は、自らの選挙対策チームが公開した動画で大統領選への出馬の意向を表明し、自分の仕事は「アメリカの民主主義」を守ることだと述べました。この動画は、次期大統領選挙でバイデン氏の対抗馬となる可能性があるトランプ前大統領の支持者らが引き起こした2021年1月6日の議事堂攻撃の映像で始まっています。
バイデン氏はこの動画において、「4年前に大統領選へ出馬した時、私は言った。我々は米国の魂を守るための戦いの渦中にいると。今もそれは変わっていない」と表明しました。
また、「自己満足に浸っている場合ではない。だから私は再選を目指して出馬する。この仕事を終わらせよう。私たちにはそれができる」と語っています。