世論調査;米国民はトランプ氏とバイデン氏の大統領選再戦に気乗りせず、後者の出馬に否定的
世論調査の結果、アメリカ国民が2024年大統領選挙で現職のバイデン氏とトランプ前大統領の再戦に気乗りしておらず、またバイデン氏の再出馬に否定的であることが明らかになりました。
CNNによりますと、米NBCニュースの新たな世論調査により、2024年の大統領選で共和党の指名獲得を争う可能性のある候補者のうち、トランプ前大統領が相当のリードを確保していることが判明しました。
一方、本選でトランプ氏とバイデン大統領が激突する20年と同様の展開を望む声はほとんど見られません。
さらにこの調査において、バイデン氏が再選に向けて出馬するべきだと思うと回答したのはわずか26%にとどまり、70%は出馬するべきではないと答えました。しかも与党民主党支持者の中でも、51%がバイデン氏は出馬するべきではないと回答しています。
CNNの世論調査を含む最近の調査でも、バイデン氏の再選出馬を支持する声には勢いがない状態が続いていました。
またNBCの調査では、バイデン氏の出馬に反対する人々のうち48%が同氏の年齢を主要な理由に挙げており、21%は主要ではないものの反対理由にはなると回答しています。
これに対し、「年齢は反対理由に当たらない」という回答は29%でした。
一方で、野党共和党の予備選に出馬するとみられる候補者7人のうち、トランプ氏の支持率は46%にも上りました。
これに対しフロリダ州のデサンティス知事は31%、ペンス前副大統領は6%、残る候補者の支持率は3%以下に留まっています。
もっとも、トランプ氏を1番目か2番目の選択肢として支持すると答えた共和党の有権者は全体の66%だったのに対し、デサンティス氏の場合は64%で、ほぼ互角の結果となりました。
NBCニュースの世論調査は、バイデン氏が再選出馬を正式表明する前の今月14日から18日にかけて実施されました。