元駐ロシア米大使「BRICS共通通貨はドルの脅威に」

元駐ロシア米大使のジョン・サリバン氏が、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されるBRICSが独自の共通通貨を導入した場合、米ドルの地位に取って代わると述べました。

サリバン氏は米誌フォーリン・ポリシーへの寄稿で、BRICSが共通通貨「brik」の創設を進めていると記しました。

また、BRICSの2020年の貿易収支が3870億ドル（約46兆4000億円）の黒字だったことを指摘し、BRICS諸国は輸入コストをすべて自分たちでカバーできるため、「brik」に完全に移行することが可能だとしています。

そして、BRICS諸国は互いに貿易を制限する必要はないとし、その理由は、BRICS加盟国はそれぞれがその地域の経済大国であり、世界中の国々がBRICSの新通貨でビジネスを行うことを望むからだとしています。

現在、BRICSには19カ国が公式・非公式に加盟意向を表明しており、13カ国がすでに正式に加盟を申請しています。

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