ケニア大統領が、西側諸国の態度を批判

ケニアのルト大統領が、西側諸国によるアフリカ諸国への態度を批判しました。

ラジオ・スワヒリ語によりますと、ケニアのルト大統領は首都ナイロビで演説し、アフリカ諸国首脳が西側諸国に外遊した際に、訪問先の高官から無礼な扱いを受けたと批判しました。

ルト大統領はこの中で、アフリカ56カ国の首脳がまとめてアメリカやフランスの大統領との会談に招待されるのは、道理に合わないと述べました。

また、昨年9月の英エリザベス女王の葬儀についても、西側諸国の首脳が専用車を用意されたのに対し、アフリカ諸国の首脳は「学校に通う児童のようにバスに乗らされた」としました。

さらに、AU・アフリカ連合についても、人々の期待に応えられていないと批判しました。

ルト氏は、「ソマリア支援において、AUがEUからの資金援助に頼り切っていることは恥ずべきことだ」とし、「我々は自力でソマリア支援ができず、EUに8500万ドルの支援を頼った。アフリカ54カ国は独立から60年も経っているのに、8500万ドルの支援もできないのか？」と述べました。

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