バイデン米大統領、サミット後は即帰国へ
May 17, 2023 19:08 Asia/Tokyo
バイデン米大統領は広島サミット後に予定していた豪州およびパプアニューギニアへの訪問をキャンセルしました。
AP通信によりますと、バイデン米大統領は同国の債務上限の問題対応にあたるため、サミット後はそのまま帰国するということです。
豪州のアルバニージー首相は、バイデン氏の予定変更により、シドニーで予定されていたクアッド(日米豪印4カ国)首脳会議が中止になったと発表しました。代わりにサミット内で4カ国の会談が行われるとしています。
米財務省は1月、31兆3810億ドルに達したとされる国の債務上限について、「特別措置」を開始すると議会に通告しました。政府は議会に無条件での上限引き上げを求めていまが、野党・共和党が多数派を占める下院は連邦政府の支出削減を求めています。
イエレン米財務長官は今月1日、議会に宛てた書簡の中で、議会が債務上限を引き上げなかった場合、早ければ来月1日にも政府の債務支払いが履行できなくなる(デフォルト)可能性があると警告しました。
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