6月 01, 2023 18:18 Asia/Tokyo
  • IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長
    IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長

IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長は、最新の報告書の中で、イランの2つの保障措置に関連する問題が解決したと明らかにしました。

AP通信によりますと、この報告では、「IAEA査察官は、イラン中部フォルドゥーの核施設にある濃度83.7%のウラン粒子について、もはや疑問点はない」とされています。

また、南部ファールス州アーバーデ市の施設にあるウラン物質についても調査が完了したとしました。

一方、ロイター通信は、IAEAがイラン国内の核施設に監視カメラを再度設置したと伝えました。カメラの数については報じられていません。

来週にはオーストリア・ウィーンで、IAEA定期理事会が開催され、国連安保理決議2231に基づくイラン核活動の検証・査察、保障措置協定などについて話し合われる予定です。

イランとIAEAの間で前向きな雰囲気が醸成されているのは、今年3月にグロッシ事務局長がテヘランを訪問し、ライースィー大統領をはじめイラン高官と会談したことがもたらした効果です。

ライースィー大統領は会談当時、「イランは誠意と責任感をもってIAEAと最高レベルの協力を行ってきた。IAEAがプロフェッショナリズムの視点をもち、覇権主義国の影響を排除すれば、この協力関係は継続し発展するだろう」と述べていました。

 


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