知られざる米の恐ろしい戦争犯罪(10);アフガン南部マイワンド郡での民間人殺害
6月 22, 2023 21:16 Asia/Tokyo
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米兵
ベトナムやイラクなどでの米軍の戦争犯罪の多くは他国民にも知られています。しかし、それ以外にも米は多数の殺人や犯罪の責任を負っており、それは他国はもとより米国民にさえも知られていません。このシリーズでは、これらの戦争犯罪のうちの10件を紹介します。
2009年末、「死の部隊」と呼ばれる米兵の一団が恐ろしい犯罪の計画に着手しました。彼らは何と、気晴らしのために無防備のアフガン民間人を殺害しようとしたのです。
タリバンとの戦いに失敗し、過去6か月間具体的な前進がなく無力だったこれらの米兵らは、何の危険もなく彼らの目の前を歩いていた15歳の若者に目を付けました。これが、最初の犠牲者でした。米兵らは目撃者がいないことを確認した後、この少年を呼び止め、彼が立ち止まるとすぐに手榴弾を投げて発砲を開始しました。哀れにも、この少年は数分以内にあえなく死亡しました。
最初の事件で兵士らが起訴されなかったため、この少年以外に少なくとも3人の民間人が同様の手口で殺害されました。しかし、さらに酷いことにこの米兵らは犠牲者の遺体と写真を撮り、体の一部を切断して戦利品として持ち去るという卑劣な行為に出ました。
これらの殺害事件は、アフガンでのタリバンに対する作戦の犠牲者という扱いで記録に残されましたが、後に内部の兵士がこれを暴露しました。この兵士は、米軍内での大麻の常用について苦情を申し立てたために「死の部隊」に殴打・暴行を受けた後、殺人事件の存在を告発し、これに関する捜査が始まりました。
最終的に、「死の部隊」のメンバー12人のうち11人が同様の様々な犯罪で有罪とされ、この部隊の長も終身刑を言い渡されました。
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