知られざる米の恐ろしい戦争犯罪(7);アフガン・バグラムでの拷問
6月 29, 2023 17:05 Asia/Tokyo
アメリカによるテロとの戦いで杜撰な事例の一つは、アフガニスタン首都カーブル北部近郊バグラムにあるアメリカ管轄の拘置所で起こった出来事です。
現在パルワン拘置所と呼ばれているこの刑務所は2014年まで米軍の管理下にあり、その歴史の大部分において、被疑者や収監者への拷問は日常茶飯事でした。
パレスチナ人男性のホセイン・ムスタファさんは、この拘置所で米兵からこめかみに棒を突き刺さされるなどの拷問を受けたと主張し、また別のウィサム・アルディマウィさんもフックで首吊りにされ、犬で脅されるなどの虐待を受けました。
もっとも、バグラ厶の刑務所は、2001年の9.11同時多発テロの首謀者ハーレド・シェイク・モハメッド容疑者が住んでいたと言われており、キューバのグアンタナモに比べれば、まだましな環境とも言われていました。
それでもこの刑務所では、他にもデルワーという名の若いタクシー運転手が4日間にわたって天井から吊るされた挙句、足を強く殴られて死亡しました。
この拷問は非常に残忍なもので、軍医はこの若者の遺体の検死後、彼の足の骨が完全に砕かれて果物の食べかすのようになっていたと述べています。
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