ロシア下院議長、「米英仏はアフリカに賠償金を払うべき」
(last modified Sat, 05 Aug 2023 10:55:33 GMT )
8月 05, 2023 19:55 Asia/Tokyo
  • ロシア下院のヴォロディン議長
    ロシア下院のヴォロディン議長

ロシア下院のヴォロディン議長がアメリカ、イギリス、フランスに対し、アフリカに引き起こした損害に対する補償を支払うよう求めました。

ニジェールで先月26日、大統領警備隊が、フランスと非常に近い関係にあるバズム・ニジェール大統領を大統領宮殿内で逮捕し、権力を掌握しました。

ニジェールは世界で最も貧しい国の一つではあるものの、最大のウラン埋蔵量を誇ります。現在、ニジェールで採掘されたウランは、フランスの原子力エネルギーの35%、電力の75%を供給しています。

ニジェールはおよそ一世紀にわたりフランスによる植民地支配を受けた後、1960年に独立を宣言しました。

ロシアのアラビア語チャンネル・ロシアアルヨウムの報道によりますと、ロシアのヴャチェスラフ・ヴォロディン下院議長は演説の中で、米国、英国、フランスによるアフリカ大陸の人々への賠償金支払い問題の検討を国連に求め、これらの国々がアフリカに与えた損害を補償すべきだとしました。

また、「アフリカには独自の富と資源の採掘および、植民地主義者がアフリカに引き起こした損害の賠償請求の権利がある」と強調しました。

ロシアは以前にも、国連によるアフリカへの無償穀物供給の提案を「取るに足らない経済援助」だとして国連事務総長を批判していました。

 


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