ブラジル大統領が、安保理構造改革を要請
8月 27, 2023 21:07 Asia/Tokyo
ブラジルのルラ大統領が、国連安保理改革を要請しました。
ルラ大統領は今月26日、アフリカ・アンゴラの首都ルアンダで行った記者会見において、安保理改革を求めながら、「安保理は安全、平和を守る代わりに、戦争を助長している」と語りました。
また、安保理は世界の現実に適応する必要があるとし、「この国際的機関は弱体化しており、その現在の枠組みには、決められた目標を達成する能力はない」と語りました。
さらに、現在の安保理は、発足当時の1945年に有していた威信や信用から大きくかけ離れていると述べました。
国連安保理常任理事国は、アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランスの5カ国のみです。
安保理の主な責務は国際平和・安全の維持ですが、一部理事国の一極主義により実際はそこから遠ざかっており、多くの事例においてその責務を果たせていません。
インド、日本、ドイツ、ブラジル、南アフリカは現在、新たな安保理常任理事国となるべく申請を出しています。