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米ハワイ・マウイ島の山火事の遺族が、州と郡を提訴しました。

ロイター通信によりますと、米ハワイ州マウイ島で先月発生した山火事で娘を亡くした父親が４日月曜、ハワイ州政府とマウイ郡政府の重大な過失が火災につながったとして、州と郡を提訴しました。

提訴したハロルド・ウェルズ氏は、「州と郡は山火事の危険性を十分に承知しており、火災を防ぐことが可能だったにもかかわらず、適切な植生や送電線の管理といった対策を取らなかった」と主張しています。

ハワイ州の裁判所に今月４日に提出された訴状では、同時に米電力会社ハワイアン・エレクトリックとマウイ島の主要な土地所有者であるビショップ・エステートも訴えられました。

なお、ハワイアン・エレクトリックは既に複数の訴訟を起こされています。

今回の山火事を巡って州政府が訴えられたのは初めてのことです。

マウイ島の火災では、島西部の観光地ラハイナが壊滅的な被害を受け、少なくとも１１５人が死亡しました。