ドイツの難民キャンプで、女性への性的暴行数十件が報告
9月 28, 2023 15:29 Asia/Tokyo
ドイツ・バイエルン州にある難民保護施設の1つで、警備部門の職員が難民に対する77件の性的暴行の疑いで告発されました。
ドイツの複数のメディアが、バイエルン州検察当局の発表として報じたところによりますと、ドイツ・ニュルンベルク市の難民保護施設の54歳の警備員が、2018年から2022年の間に難民女性に対して少なくとも77件の性的暴行をはたらいていた容疑で告発されました。
ドイツ検察当局は、被告が昨年12月から拘留されており、容疑をすべて否認していると発表しています。
検察庁の報道官はまた、「この問題の発覚を受けて、約3か月前からこの収容所には女性の警備員のみが配置されている」としました。
検察庁の報道官によりますと、この難民保護施設にはイラン、シリア、ウガンダ、ナイジェリア、ベニン、イラク、キューバ、トルコ、エチオピア、ベラルーシ、ソマリア、その他数カ国からの難民が滞在しているということです。
ここには女性難民のみが収容されており、現在19歳から64歳までの女性77名と13歳以下の子ども10名が暮らしています。
今回の事件は、この宿泊施設で難民認定希望者から事情聴取を行った際に明らかになりました。しかし、警備員は警察に出頭した後、これらの女性たちが虚偽を述べているとして非難しました。
検察当局は同じく難民女性への性的暴行容疑で治安部門の別の職員を捜査していると見られますが、この容疑者はまだ逮捕されていません。
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