プーチン氏、CTBT批准撤回法案に同意

ロシアのプーチン大統領が、CTBT包括的核実験禁止条約の批准撤回法案に署名しました。

一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、「我が国のCTBT脱退は核実験実施の意図があることを意味するものではない」と述べました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、ロシアのCTBT脱退は、プーチン大統領が先月、「ロシアは、米国と同じ立場をとりこの条約の一部に参加しなくてもよい」と発言したことを受けて行われました。その後、ロシアの上下両院はこれを承認し、プーチン氏の署名を求めるため同国大統領府に送付しました。

一方、専門家やメディアの間では、ロシアが新たな核実験を行おうとしているのか、それともこうした脅迫により米国にウクライナ戦争での譲歩を迫りたいだけなのかという憶測が強まっています

国連によりますと、1945年から1996年のCTBT導入までの50年間に世界で2,000回以上の核実験が行われ、そのうち1,032回は米国、715回は旧ソ連によって実施されたということです 。

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