11月 08, 2023 15:36 Asia/Tokyo
  • 先月は史上最も暑い10月、2023年は史上最も暑い年になる見込み
    先月は史上最も暑い10月、2023年は史上最も暑い年になる見込み

EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)が、今年の10月は観測史上最も暑い10月となり、2023年は史上最も暑い年になる見込みだ」と発表しました。

フランス通信によりますと、C3Sのサマンサ・バージェス副所長は8日水曜、「世界の気温の記録が4か月連続で破られた後の2023年10月は特に異常な気温となった」と述べました。 

また、「2023年は、ほぼ確実に観測史上最も暑い年になると言える。現時点で(今年の気温は)産業革命前の平均より1.43度高い。野心的な気候変動対策を求める切迫感がこれまでになく高まった状態で、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)が始まる」とコメントしています。  

C3Sの発表では、先月の世界の気温は、産業革命前の10月の推定平均気温を1.7度上回ったということです。  

正式な観測記録以外では、木の年輪や氷床コアなどのデータから、今年の気温は人類史上類を見ない高さで、過去10万年で最も暑かった可能性があるとされています。

ちなみに、日本でも今年は11月に入っても熊本の30℃を最高に各地で真夏日を記録するなど、異常な高温が観測されています。

東京都心でも7日火曜午後0時20分に27.5度を観測し、100年前の1923年(大正12年)の11月1日に観測した27.3度を上回り、実に100年ぶりに記録を更新しました。

 


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