スペイン閣僚が、パレスチナ支持を理由に交代
11月 22, 2023 15:52 Asia/Tokyo
スペイン首相が、パレスチナ・ガザ住民への支持およびシオニスト政権イスラエルの犯罪を非難するコメントがSNS上で拡散したことを理由に、イオネ・ベララ社会権大臣を新内閣で続投させませんでした。
スペインでは、再任されたサンチェス首相が21日火曜、新内閣を発足させましたが、その中にベララ氏の名はありませんでした。
今回交代させられた36歳のベララ氏はこれ以前、自国の対イスラエル武器協力の停止および、ネタニヤフ・イスラエル首相の戦争犯罪人としての訴追を求めていました。
べララ氏は数日前、ガザでの悲劇について「我々はパレスチナでのイスラエルによる大量虐殺をまざまざと見せられている。私はこの犯罪の共犯者にはなりたくない」と語っています。
スペインは今年、既にイスラエルから3億ユーロ相当の軍事装備品輸入しているほか、さらに7億ユーロ相当分を輸入する協定に署名しました。
ガザ地区の住宅地、病院、学校への爆撃が続く中、パレスチナ戦士らとシオニスト犯罪者との戦闘は、すでに47日目に突入しています。
ガザ地区にあるパレスチナ政府情報局は20日月曜、「イスラエルのガザ侵略による殉教者数は1万3300人に、負傷者数は3万1000人以上に増加した」と発表していました。