アメリカの昨年の自殺者数は過去最悪の4万9000人超
11月 30, 2023 20:17 Asia/Tokyo
アメリカでの自殺者が昨年は少なくとも4万9449人と、1941年の統計開始以降で最も多かったことが、CDC米疾病予防対策センターの暫定データで明らかになりました。
米CNNがCDCの発表として報じたところによちますと、アメリカの昨年の自殺率は全体平均が人口10万人当たり約14人で、男性が女性の約4倍に上り、特に高齢男性で高い数値を示しています。
一方で女性の自殺率も2倍に増え、特に白人女性と25~34歳の女性で上昇が目立ちました。
昨年は10~14歳では18%減、15~24歳では9%減と、青少年層では改善が見られたものの、それ以外の全ての年齢層では自殺率が上昇しました。
年齢調整後の人種別では、先住民系の10万人当たり約27人が最も多くなっているほか、白人も全体平均より高く、同約18人となっています。
自殺の手段は、銃が全体の半数以上を占めており、ジョンズ・ホプキンス大学銃暴力解決センターの分析によると、銃を使った自殺の件数は昨年が過去最多となりました。特に高齢の白人男性に多く、10代の黒人でも増加傾向がみられています。
米国では過去数十年、自殺率が上昇し続けています。
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