ドイツのホームレス、3分の1が女性

ドイツの女性ホームレス数が近年大幅に増加し、現在危機的な状況に達しています。

ドイツのBAGW連邦研究会ホームレス支援協会の報告によりますと、同国のホームレス数は昨年比で58％増加し、そのうち約30％が女性でした。

ドイツでは家庭内暴力の増加しており、被害者の多くがそのような暴力に耐えるよりホームレスになることを選んでいると見られます。

家庭内暴力の被害者である女性ホームレスの数が急増していますが、そのような人々のための特別住宅は、入居まで2～3年かかるほど込み合っています。

一方、ドイツのホームレス増加は移民や亡命者の占める割合も多く、ドイツ国籍の増加は5％でしたが、非ドイツ国籍の増加は118％でした。

さらに、ホームレスの4分の1余りは子どもと10代の若者となっていました。

ドイツのシュタインマイヤー大統領は先日、ホームレス数の多さは憂慮すべき事柄であるとしながら、「社会は、この問題を無視すべきではない。特に冬が近づく今、増え続けるホームレスへはさらなる支援が必要だ」と強調しています。

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