コロンビア、イスラエルと国交断絶 大統領はガザ攻撃を批判
May 02, 2024 15:27 Asia/Tokyo
南米コロンビアが、パレスチナ・ガザ地区に対するシオニスト政権イスラエルの攻撃をめぐり、同政権との断交に踏み切りました。
ロイター通信によりますと、コロンビアのペトロ大統領は1日水曜、イスラエルによるガザへの攻撃を巡り、2日木曜付で同政権との国交を断絶すると発表しました。
ペトロ大統領は既にネタニヤフ・イスラエル首相を激しく批判し、同政権がガザでジェノサイド(大量虐殺)に手を染めているとして、南アフリカがICJ国際司法裁判所に提訴した裁判に関与するよう要請しています。
また、「ガザでの出来事を前にして各国は受け身ではいられない」と述べました。
これに対し、イスラエルのカッツ外相は、ペトロ氏を「反ユダヤ主義的で憎しみに満ちている」として非難し、同氏の動きは昨年10月7日にイスラエルの軍事基地と地域社会への攻撃を指揮したパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスを利すると応酬しました。
なお、中南米ではボリビアが昨年10月末にイスラエルと完全断交したほか、コロンビア、チリ、ホンジュラスなど数カ国が、ガザ攻撃を理由に自国の駐イスラエル大使を本国召還しています。
今後も、世界ではイスラエルのガザ攻撃を非難するこうした動向がさらに広まる可能性があります。