「アフリカは米に鉱物資源制裁を課すべき」:南アがトランプ氏の脅迫への報復を計画
2月 04, 2025 17:07 Asia/Tokyo
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南アフリカのマンタシェ鉱物資源・エネルギー相
南アフリカのマンタシェ鉱物資源・エネルギー大臣がアフリカ諸国に対し、アメリカの脅威に屈せず同国への鉱物輸出を控えるよう求めました。
【ParsToday国際】トランプ米大統領は今月2日、自身のSNSアカウント「トゥルース・ソーシャル」に、南アフリカが特定の階級の人々を虐待しているとして、同国に対する米国の財政援助を打ち切ると投稿しました。これに対し、南アのマンタシェ大臣は「アフリカ諸国はアメリカの脅威を目の前にして引き下がるべきではない」と述べました。
南ア紙「メール・アンド・ガーディアン」によりますと、同国ケープタウンで開かれた第31回アフリカ鉱業投資会議で講演したマンタシェ大臣は、アフリカの経済的ニーズを軽視した西側諸国の態度を批判し、「もし彼らが我々に資金援助しないなら、我々も彼らに鉱物を与えるべきではない。我々は物乞いではない。この恩恵を我々のために活用しよう。もしアフリカが恐怖心から萎縮すれば、我々は崩壊してしまう」と述べました。
また、「一部の先進国が課す条件に基づいた鉱物関連の議論は続けられない」と強調しました。
一部の専門家は、トランプ大統領がこうした行動に出た理由として、南アフリカがICJ・国際司法裁判所にシオニスト政権イスラエルを提訴したことと関係があり、それがシオニスト当局者や米国内の強力なイスラエル・ロビーの感情を逆なでしたとみています。
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