オックスファム、「世界の富裕国が受け入れている難民の数は、全体の9%」
7月 18, 2016 19:39 Asia/Tokyo
さまざまな報告によりますと、日本をはじめとする世界の裕福な国6カ国が受け入れている難民の数は、全体のわずか9%だということです。
イギリスの新聞ガーディアンが18日月曜、伝えたところによりますと、国際協力団体オックスファムは、報告の中で、「アメリカ、中国、日本、ドイツ、フランス、イギリスは、合わせて世界のGDPの56%を占めているが、受け入れている難民の数は、210万人、世界の難民全体のおよそ9%に過ぎない」としました。
この報告によりますと、この難民210万人のうち、3分の1はドイツに渡り、140万人は残りの5カ国で分割されているということです。
オックスファムの報告は続けて、「世界の難民の半数にあたる1200万人が、ヨルダン、トルコ、パレスチナ、パキスタン、レバノン、南アフリカといった経済力の非常に弱い国で暮らしている」としています。
オックスファムは、富裕国に対し、難民の半分を受け入れている、経済力の弱い国々を支援するよう求めました。
オックスファムは、世界の難民の数を2400万人と見積もっています。
西側諸国の干渉によって生じたシリア、イラク、イエメン、ナイジェリア、スーダンの危機により、難民の数が増加しています。
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