世界が引き続きBDS運動を支持/ヨルダン市民;「イスラエルとのゲームから血の匂い」
(last modified Wed, 11 Jun 2025 05:19:48 GMT )
6月 11, 2025 14:19 Asia/Tokyo
  • 世界が引き続きBDS運動を支持/ヨルダン市民;「イスラエルとのゲームから血の匂い」
    世界が引き続きBDS運動を支持/ヨルダン市民;「イスラエルとのゲームから血の匂い」

米ニューヨーク市長候補がシオニスト政権イスラエルに対するBDS運動(Boycott, Divestment and Sanctionsの略でボイコット、投資撤退、制裁の意味)への支持を表明するとともに、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ現首相の逮捕を強調しました。

BDS運動は、経済的影響力を用いてイスラエル占領政権にパレスチナ占領や人権侵害の終結を迫り、差別の撤廃や数百万人のパレスチナ難民の帰還権の承認、イスラエル政府や企業に対するボイコット、投資撤収、制裁などを目指す世界的な運動です。

【ParsToday国際】米国のユダヤ系新聞「アルゲマイナー・ジャーナル」のウェブサイトによりますと、ニューヨーク市長候補のゾーラン・マムダニ氏は今月8日に同市マンハッタンのブナイ・イェシュルン・シナゴーグ(ユダヤ教会堂)で行われた式典で、ネタニヤフ首相を逮捕するとの公約を改めて表明し、イスラエルに対するBDS運動への支持を表明しました。

イギリスでもBDS運動への支持が続いており、英国民の大多数は、ガザにおけるイスラエルの犯罪に対する通商・経済面での圧力行使を支持しています。英国で行われた最新の世論調査によれば「国民の62%がイスラエルへの経済制裁を、65%がイスラエルへの武器販売停止を、そして60%が英国・イスラエル通商協定の停止を望んでいる」ことが判明しています。

一方、数十名の英国議員らがキア・スターマー現英首相に書簡を送付し、「イスラエルは国際法を大規模かつ組織的に違反している」として、制裁措置を要求しました。この書簡では、96名の英国議員がパレスチナ人に対する残虐な暴力行為に強い懸念を表明し、英国政府に対し対イスラエル貿易パートナーシップ協定の停止を求めています。

今や全世界が対イスラエル・ボイコットを引き続き支持する中、サーフィン大会を開催するスペインのサン・セバスティアン市も、イスラエル選手の大会参加資格をはく奪しました。特に今月7日には、「バスク・プロ・ジュニア」サーフィン大会を主催するスペインのクラブ「Groseko Indarra Surf 」が、イスラエル人選手4名の参加を理由に大会開催を拒否しています。

さらにヨルダンでも、世論は対イスラエル・ボイコットへの方向に向けてさらなる団結を見せています。例えばヨルダン国民は、バスケットボールの大会でイスラエルとの対戦回避を政府に迫っています。ウェブサイト「モガーテエ」は今月9日、ヨルダンで「イスラエルとの試合をボイコットするキャンペーン」が20万人の署名を集め、自国のバスケットボール代表チームがイスラエルとの対戦の夢への不満を表明したと報じました。加えてヨルダンのメディア活動家、イナス・ハジル氏も「イスラエルと対戦することは、数千人ものパレスチナの子供や女性の血に手を染めた政権の共犯者になることを意味する」と述べています。

 

 


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