米の国民と政治家がトランプ政権の対イラン侵略に抗議
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トランプ政権による対イラン侵略に抗議する米国市民
イランの核施設に対するアメリカの意図的な攻撃が、米国の政治家や国民から否定的な反応を招いています。
複数の米国下院議員らが、トランプ米大統領によるイランの核施設への攻撃を「違法」だとして強く批判しました。
【ParsToday国際】米下院でのトランプ大統領の盟友でもあるトーマス・マッシー共和党下院議員は、米国によるイランの核施設への攻撃を受け、「X」の個人ページに「この行為は憲法に沿ったものではない」と投稿しました。
一方、カリフォルニア州のサラ・ジェイコブス民主党下院議員も、トランプ政権によるイランの核施設への恣意的な攻撃に反対を表明し、「X」において「トランプ氏のイラン攻撃は米国憲法に違反しているだけでなく、事態の悪化を狙った行為であり、アメリカがまたもや終わりのない悲惨な戦争に巻き込まれるリスクを高める可能性がある」と書き込みました。
米国議会のイスラム教徒代表であるパレスチナ系のラシダ・タリーブ議員も、米国によるイラン核施設への攻撃に対する最初の反応とし「X」において米国議会の同僚議員らに向けて「我が国は戦争中毒にはまっている」と述べるとともに、別の投稿で「我が国を戦争に引きずり込む別の過ちを犯さないで欲しい」と付け加えました。
またアメリカ議員らに対し「連邦議会議員は戦争権限法に署名することで、大統領と議会内の好戦主義者らを阻止できる」と述べています。
さらに、民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員も「X」に「米国は軍事介入してイランに戦争を仕掛けるべきではなかった。米国の命令によるイラン爆撃は違法だ」と投稿しました。
オクラホマ州民、イラン攻撃後のトランプ大統領に大ブーイング
バーニー・サンダース下院議員の演説に出席していたオクラホマ州民も、同議員がイランの核施設への攻撃的な空爆を発表したことを受け、一斉にトランプ大統領にブーイングを浴びせ、「もう戦争はやめろ」と叫びました。
ラルフ・ネーダー米下院議員も、シオニスト政権イスラエルに同調しイランに直接攻撃を仕掛けるトランプ大統領の攻撃的な行動に反応し、「トランプ大統領の行動は間違いなく多くのアメリカ人の死を招くだろう。この行動は最も強い言葉で非難されるべきだ」と語っています。
民主党のジェーン・シャヒーン上院議員もこれについて、「トランプ大統領は自らの目的のために米国民を迷わせた」と述べました。
そしてナンシー・ペロシ下院議員もこの攻撃に抗議し、「米国人の命を危険に陥れ情勢不安を招くこの作戦の責任追及を求める」と語っています。