ガザ戦争終結への圧力高まる、米民主党がトランプ大統領に書簡、イエメンがイスラエル空港を攻撃

アラーグチー・イラン外相が、「地域の不安定化を狙うシオニスト政権イスラエルの陰謀に対し、全ての地域諸国が警戒する必要がある」と強調しました。

アラーグチー外相は、UAEアラブ首長国連邦のシェイク・アブドラ・ビン・ザイド外相との電話会談において、政治、経済、貿易の様々な分野における二国間関係を検証する中で、両国間の相互利益分野での関係拡大に向けた既存および潜在的なあらゆる能力の活用の重要性を強調しました。

【ParsTodayイラン国際】メフル通信によりますと、アラークチー外相はイスラエルが好戦主義的行動と無法行為に依存していることを挙げ、地域諸国が地域不安定化を狙うイスラエルの陰謀に対し警戒を強める必要があると強調しています。
 

イエメン、占領地ベン・グリオン空港をミサイル攻撃

イエメン軍のヤフヤー・サリーウ報道官は、同国がイスラエル占領地にあるロッド（ベン・グリオン）空港を超音速弾道ミサイル・パレスチナ２で攻撃したと発表しました。同報道官は声明で「この精密な軍事作戦により400万人以上のシオニストがシェルターに避難し、同空港の発着便が運航停止に追い込まれた」と表明しています。また「今回の攻撃はガザ地区でのイスラエルによる大量虐殺犯罪への報復であり、その目的はパレスチナ市民を支援することにある」と発表しました。
 

米民主党、トランプ大統領宛ての書簡で「ガザ戦争の終結が必要」

米国下院の民主党指導部は、同国のドナルド・トランプ大統領に宛てた書簡の中で、ガザ戦争の終結と交渉の即時再開を求めました。彼らはまた、ガザ戦争が人道危機と地政学上の不安定化を引き起こし、ガザ住民が深刻な飢餓に苦しんでいることを強調しています。民主党員らはさらにこの書簡の中で、ガザで進行中の戦争が地域の緊張を高め、人道的大惨事を引き起こしているとし、「ガザ住民は飢餓に苦しみ、人道支援の大幅な増量を緊急に必要としている」と述べました。加えてこの書簡は「恒久的な停戦こそ外交の最優先事項であるべきで、ガザからパレスチナ人を強制的に追放するいかなる計画も拒否すべきだ」と主張しています。
 

パレスチナ：西アジア危機の枢軸

中国外務省の郭嘉昆報道官がパレスチナに対する米国の制裁措置に失望を表明し、「パレスチナは西アジア問題の核心である」と述べました。また、米国の行動は衝撃的で理解しがたいものだと述べるとともに、パレスチナ国民がパレスチナ全土における民族的権利と実効的な主権の回復を強く望んでいることを支持し、包括的、公正かつ持続可能な解決策を見出すことの必要性を強調しました。
 

ロシア当局者：「米潜水艦はわが国の監視下にあり」

ロシア下院CIS独立国家共同体問題・ユーラシア統合・同胞関係委員会のヴィクトル・ヴォドラツキー第一副委員長は、トランプ米大統領の脅迫に対し「海上に配備されているロシアの原子力潜水艦の数は米潜水艦の数を大幅に上回る」と発表しました。また「トランプ大統領が適切な地域への派遣を命じた船舶は、かなり前からロシアの管理下にある」と強調しています。さらに「ロシアの潜水艦は最も強力で強力な兵器を保有しており、2隻の米潜水艦の配置転換は状況に何ら影響しない」と付け加えました。これらの発言は、ロシア当局者の発言を受けてトランプ大統領が2隻の原子力潜水艦を派遣するよう命じたことへの反応として提起されたものです。
 

チュニジアのアンナハダ運動指導者、ガザ市民との連帯を表明しハンストを実施

北アフリカ・チュニジアのアンナハダ運動の指導者で、かつて同国の下院議長だったラシド・ガンヌーシ氏が、ガザの人々との連帯を示すため、獄中でハンガーストライキを実施しました。イルナー通信によりますと、ガンヌーシ氏の擁護協会は声明を発表し、「このハンストは、ガザ封鎖の解除および、ガザ市民に対する大量虐殺的な戦争と兵糧攻めの停止を迫るよう求めるパレスチナ抵抗組織の呼びかけに応じたものである」と表明しています。

 

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