国際ニュース|イラン国家安全保障最高会議「IAEAとの協力停止」/アルメニア・カザフがイラン経由の物流ルートを強調
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イラン国家安全保障最高会議
イラン国家安全保障最高会議は、欧州諸国による破壊的な行動を指摘し、イランと国際原子力機関(IAEA)との協力停止を発表しました。
【ParsToday国際】同会議は20日夜、ペゼシュキヤーン大統領出席のもと会合を開きました。その後出された声明では、「イラン外務省がIAEAとの協力を進め、問題解決のための提案を行ったにもかかわらず、欧州諸国の行動により実質的にIAEAとの協力が停止されることになった」とされました。
ペゼシュキヤーン大統領は、国連安保理で対イラン制裁解除の延長が決定されなかったことについて、「イランは障害を克服する。敵は我々の道を閉ざすことはできない」と語りました。
レスリング・イラン代表、世界選手権で圧倒的な優勝
クロアチアで開催されたレスリング世界選手権フリースタイルで、イラン代表が優勝を果たしました。イランは20日までに金メダル2つ、銀メダル2つ、銅メダル3つを獲得しており、最終日を待たずに145ポイントで国別優勝に輝きました。
アムネスティ・インターナショナル、イスラエルに対する即時制裁を求める
アムネスティ・インターナショナルのアグネス・カラマール事務局長は20日のアルジャジーラのインタビューで、「ガザ地区でのイスラエルによるジェノサイドは、それを支持する国々、組織、企業の協力なしには起きなかった」と述べました。カラマール氏は、イスラエルに対する即時の経済制裁が必要であり、言葉だけの非難では不十分だと強調しました。
EU、米による内政干渉に懸念
米紙ニューヨーク・タイムズは20日、米国が最近、ルーマニア、ポーランド、ドイツの右派政党と密接に協力していると報じました。それによると、米国のこうした動きに欧州各国は警戒感を強めているということです。
ベネズエラ検察「米がミサイル攻撃」
ベネズエラの検察総長は20日の声明で、米国がベネズエラへの漁船をミサイルで攻撃し、14人が死亡したとしました。検察総長はこの攻撃について「人道に対する罪」であるとし、国連による調査を求めました。
中国外相「パレスチナに領土主権の原則適用を」
中国の王毅外相は20日、イスラエルによるガザ地区での戦争について「前例のない人道的危機を引き起こし、人類の良心を試している」と述べました。また、イスラエルがガザを占領し、ヨルダン川西岸地区に侵略することは中東地域の安定に影響を与えていると指摘し、「パレスチナ領土に対する主権の原則が適用されるべきであり、ガザと西岸はパレスチナの不可侵の領土であるべきだ」と強調しました。
アルメニアとカザフスタン、イラン経由の物流ルートの発展に注力
アルメニアのメフル・グレゴリアン副首相は、カザフスタンとの政府間経済協力委員会の会合で、カザフスタン–トルクメニスタン–イラン–アルメニアを経由する物流ルートの構想に意欲を示しました。現在は、中国–カザフスタン–ウズベキスタン–トルクメニスタン–イラン–アルメニアを経由するルートで物流が行われています。