ロシア大統領府:「イランに対する欧州3カ国の行動は大きな誤り」/国連がガザ人道状況の悪化を警告
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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官が、いわゆる欧州トロイカと呼ばれる英独仏のイランに対する行動に反応しました。
(last modified 2025-10-04T07:54:05+00:00 )
10月 04, 2025 16:50 Asia/Tokyo
  • ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官
    ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官が、いわゆる欧州トロイカと呼ばれる英独仏のイランに対する行動に反応しました。

ペスコフ報道官は「国連安全保障理事会における英国、フランス、ドイツがスナップバック・メカニズム(対イラン制裁の再発動を可能にする仕組み)発動という行動に出たことは、これらの国々が仕出かした大失態だ」との見解を示しています。

【ParsToday国際】ペスコフ報道官は「ロシアは国連安保理の常任理事国として、イランに対する西側諸国の違法行為を阻止すべく自らの権限を行使するか否か」というイルナー通信記者の質問に対し「ロシアはこれまでイランのパートナーとして、国際機関においてあらゆる能力を駆使しイランを支援してきた」と語りました。

パキスタンで、イスラエルによる国際ガザ支援船団への攻撃を非難する市民デモが実施

パキスタンで3日金曜、パレスチナ抵抗戦線を支持する市民らが同日の金曜礼拝後に街頭に繰り出し、シオニスト政権イスラエルによるGSF国際ガザ市民船団グローバル・スムード・フロティラへのテロ攻撃を非難するとともに、イスラエルの犯罪に加担するアメリカを非難するスローガンを連呼しました。このデモに参加した市民らは「アメリカとイスラエルに死を」というスローガンを唱え、ガザ市民とスムード国際船団の乗員との連帯をアピールしています。

イタリアで、市民らがパレスチナ支援のため抗議行動とストを実施

イタリアでも3日金曜、数千人の抗議者がデモとストライキを実施し、イスラエル側に拘束されているパレスチナ人および、ガザ国際支援船団グローバル・スムードの活動家への支持を表明しました。これらの抗議者たちは首都ローマで現地時間の3日朝、デモを開始し、シオニスト政権の犯罪を非難しました。

ガザ地区で過去24時間に63人が殉教、227人が負傷

こうした中、パレスチナ保健省は3日金曜、イスラエル政権によるガザ地区各地への攻撃の結果、過去24時間で63人のパレスチナ人が殉教した他、227人が負傷したと発表しました。新たな統計によりますと、2023年10月7日以降におけるこの地区への政権のイスラエルの攻撃による殉教者は6万6288人、負傷者は16万9165人に達しています。

国連、ガザ地区の人道状況悪化を警告

パレスチナ被占領地にあるOCHA国連人道問題調整事務所も3日金曜の声明で、ガザ地区の人道状況悪化について警告を発し、「イスラエルの爆撃によりガザ市民は生活必需品の入手が非常に困難になっている」と発表しました。OCHAはまた、「ガザ地区での活動停止を余儀なくされた支援機関の数が増加している。また、ガザ北部への食糧配給量は70%減少した。こうした状況が発生しているのは、イスラエル政権によるガザ地区への容赦ない攻撃が続く中でのことで、これにより同地区の人道危機は益々悪化している」と表明しています。

 

 


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