東欧|ロシアがウクライナのガス施設を大規模攻撃/プーチン大統領が米に警告
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ウクライナ国営石油ガス会社、ナフトガス・ウクライナが、同国のガス生産施設がロシアによる過去最大規模の夜間攻撃を受けたと発表しました。
(last modified 2025-10-06T10:15:14+00:00 )
10月 04, 2025 17:08 Asia/Tokyo
  • ロシアのウラジーミル・プーチン大統領
    ロシアのウラジーミル・プーチン大統領

ウクライナ国営石油ガス会社、ナフトガス・ウクライナが、同国のガス生産施設がロシアによる過去最大規模の夜間攻撃を受けたと発表しました。

【ParsToday国際】アル・アーラム・チャンネルによりますと、ナフトガス・ウクライナは3日金曜の声明で、ロシア軍がウクライナのガス生産インフラに対し、過去最大規模の全面的な夜間攻撃を実施したと発表しました。同社取締役会長のセルゲイ・クリツキー氏は「この攻撃の結果、当社の施設は甚大な被害を受け、一部は非常に深刻な被害を受けた」と述べています。同氏はさらに「ウクライナ東部ハリコフ州北東部とボルタヴァ州中部にある当社の施設に向けて、約35発のミサイルと60機の無人機が発射された。そのうちいくつかは撃墜されたが、その他は迎撃されなかった」と語っています。一方、ロシア軍は、ウクライナの軍産複合体をミサイルと無人機で攻撃したと明らかにするとともに、夜間にウクライナの電力網も攻撃したと伝えました。

ウクライナで、ロシアの無人機攻撃によりフランス人ジャーナリストが死亡

一方、国際メディアは、フランス人ジャーナリスト兼写真家のアントニー・レリカン(Antoni Lallican)氏(38)が金曜日、ウクライナでロシアの無人機攻撃により死亡したと報じました。2018年からウクライナ通信社に勤務していたレリカン氏は攻撃当時、ウクライナ軍と共に最前線にいたと報じられています。これについて、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、レリカン氏を「ロシアによる無人機攻撃の犠牲者」だとしました。

プーチン大統領、米国に警告

一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、米国がウクライナに長距離トマホーク巡航ミサイルを配備することについて、「ロシアと米国の関係を含め、新たなエスカレーションの段階を示す」と警告しました。これは、アメリカの新聞ウォール・ストリート・ジャーナル紙が今週、アメリカ当局者の発言として報じたところによれば、ドナルド・トランプ米大統領が国防総省と米国の情報機関に対し、ウクライナによるロシア領土への攻撃への援護を承認したということになります。

米が秘密裏にウクライナの無人機生産を支援

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「米国は長年にわたり、ジョー・バイデン前大統領の政権下を含め、ウクライナの無人機生産を秘密裏に支援してきた」と報じました。同紙はまた「バイデン政権は、ウクライナの無人機およびミサイル生産計画への追加支援として15億ドルを計上し、国内で生産されていない主要部品も提供した」と伝えています。また、「ウクライナ軍は長年にわたり米国製の兵器を受領しており、この傾向はドナルド・トランプ現大統領の下でも続いている」と指摘しています。

ロシア・ウクライナ間で捕虜185人を交換

ウクライナ・ロシア間の緊張が高まる中、ロシア国防省は今月2日、「トルコ・イスタンブールにおけるロシアとウクライナ両国間のこれまでの合意に基づき、ウクライナ支配地域からロシア兵185人がロシアに送還され、その見返りとしてウクライナ軍の捕虜185人が相手側に引き渡された」と発表しました。また、この合意の一環として、民間人20人も送還されています。

 

 


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