アメリカ軍備管理協会、「アメリカは核軍縮に努めていない」
(last modified Thu, 21 Jul 2016 07:20:53 GMT )
7月 21, 2016 16:20 Asia/Tokyo
  • アメリカ軍備管理協会、「アメリカは核軍縮に努めていない」

アメリカ軍備管理協会が、「アメリカ大統領が世界の軍縮に十分に取り組めていないことから、この計画が進んでいない」としました。

イルナー通信によりますと、アメリカ軍備管理協会は、20日水曜、“軍縮と核兵器不拡散の進捗状況に関する評価”と題する報告の中で、「アメリカは、2013年から2016年の間、核軍縮の目標の推進に向けてわずかな歩みも進めていない」としました。

この協会の専門家の一人であるフィリップ氏は、この報告の中で、「アメリカは、保有している核兵器の強化に向けた大規模な投資に忙しく、そのために、世界における軍縮の流れが滞っている」としました。

フィリップ氏はオバマ大統領に対し、アメリカの戦略的な政策において、核兵器の役割を削減することに努めるべきだと勧告しました。

アメリカ軍備管理協会は、1971年、アメリカの軍備管理に関する一般の理解を促すために設立され、毎月、「軍備管理の今」というタイトルの出版物を発行しています。