ウクライナ戦争｜トランプ氏；「プーチン大統領は戦争終結を決意」／ジョンソン元英首相のウクライナ危機関与が暴露

トランプ米大統領が、プーチン・ロシア大統領がウクライナ戦争終結を決意していることを明らかにしました。

トランプ米大統領は今月17日にホワイトハウスでゼレンスキー・ウクライナ大統領と会談する前に、プーチン大統領との最近の電話会談についてゼレンスキー大統領と話し合うと述べていました。

【ParsToday国際】トランプ氏はプーチン大統領およびゼレンスキー大統領との三者会談を求める意向を示しています。さらに、「プーチン大統領はウクライナ戦争の終結を望んでいると思う」と付け加えました。

ヴァンス米副大統領：「ウクライナ戦争終結を楽観視」

これに関して、J.D. ヴァンス米副大統領は、ウクライナ紛争の解決の見通しを楽観視しているものの、「いつ解決するかについては明言できない」とし、「あと数ヶ月かかるか、数週間かかるかは分からないが、我々は引き続き現状に取り組んでいく」と語りました。

ウクライナ大統領：「トランプ大統領にはウクライナ戦争を終結させる絶好の機会あり」

ゼレンスキー大統領は、今月18日にホワイトハウスで行われたトランプ米国大統領との会談において「ウクライナ戦争終結に向けたプロセスを加速させようとしている」と述べました。また、「トランプ大統領にはウクライナ戦争を終結させる絶好の機会がある」と指摘し、「安全保障と武器が必要であり、この点についてはトランプ大統領と協議するつもりだ」と強調しています。

米国防長官、ウクライナ戦争継続を巡りロシアに警告

ピート・ヘグセス米国防長官は今月15日、UDCGウクライナ防衛連絡グループ会合で、「ロシアがウクライナ戦争を継続した場合、米国とその同盟国はロシアに代償を強いる用意がある」と警告しました。NATO北大西洋条約機構加盟国の国防相らは、ロシアの領空侵犯に対抗する同盟国の能力強化および、ウクライナへの支援強化策について協議しました。

ウクライナ問題を口実に中国と決済

同時に、スコット・ベッセント米財務長官は「欧州の同盟国が同意すれば、アメリカは中国に対しロシア産原油購入を理由に関税を課す用意がある」と語りました。また「ロシアの軍事力を支えているのは、中国によるロシア産原油の購入だ。中国はロシアのエネルギーの60%、繰り返すが、60%を買っている」と述べています。最近、米国政府は中国との貿易戦争を再燃させており、ドナルド・トランプ大統領は、中国による希土類元素の輸出制限への対抗措置として、新たに100%という高関税を課すと脅迫しています。

ドイツ、ウクライナ向け米国製武器5億ドル購入へ

ドイツのボリス・ピストリウス国防相は今月15日、同国がウクライナ向けに5億ドル相当の米国製武器を購入することを明らかにしました。この購入機材には、防空システム、パトリオットミサイル、レーダーシステム、精密誘導ロケット弾、そして弾薬が含まれます。ピストリウス国防相はさらに「ドイツによる対ウクライナ軍事支援がこれまでに20億ドルを超えている」と述べました。

スロバキア首相；「元英首相はウクライナ戦争で漁夫の利」

スロバキアのロバート・フィツォ首相は今月17日、ウクライナ戦争の長期化により金銭面で漁夫の利を得ているとして、ボリス・ジョンソン元英国首相を非難しました。フィツォ首相は、武器製造の経歴を持つ実業家クリストファー・ハーボーン氏とジョンソン元英首相の関連を報じた最近の英国の報道に言及し、この問題を、西側諸国の政治家による汚職及び、戦争での不当な利得の例だとしました。フィツォ首相は「多くの人がこの紛争で巨額の富を得ている一方で、この戦争の主たる被害者はウクライナ国民である」と強調しています。

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