ロシア世界遺産を背景にしたイラン南部の町シーラーズ:ロシアにおけるイラン文化の表現【写真あり】
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ロシア南部カザンでシーラーズ市の名所旧跡写真展が開催
ロシア南部タタールスタン共和国の中心地、カザンにあるカザン・クレムリン観光複合施設で、イラン南部の都市シーラーズの歴史・文化、宗教に関する名所旧跡の写真展が開催されました。
タタールスタン共和国の首都カザンにあるカザン・クレムリン観光複合施設は、イラン南部の都市の一つ、ファールス州シーラーズの歴史、文化、宗教に関係のある名所旧跡の写真展を開催しました。【ParsTodayイラン国際】この写真展ではイラン人写真家による作品が展示され、シーラーズにあるシャー・チェラーグ聖廟、詩人ハーフェズの墓廟、詩人サアディの墓廟、キャリーム・ハーン・ザンド城塞、紀元前の廃墟ペルセポリス及び神殿跡・パサルガダエ、ヴァキール・モスクとナスィール・ロル=モルク・モスク、シーラーズの伝統バザールといった文化的・歴史的建造物や、ファールス州のその他の自然景観や文化的景観を捉えた写真が展示されています。
この報道によりますと、今回展示された写真はそれぞれ、額縁の中に収まった形で、ファールス州が創出するイランの文明と芸術の豊かな表現の一角を訪問者に提示しています。
今回の文化イベントは、これに先立ち姉妹都市協定を締結したシーラーズ市とカザン市の協力により開催されています。
この写真展は、カザン・クレムリン観光複合施設で2025年11月20日までの1か月間にわたり、一般来場者を受け入れています。
この写真展の開会式では、ダーヴード・ミールザーハーニー在カザン・イラン・イスラム共和国総領事が展示作品を視察しました。訪問の合間に、ミールザーハーニー総領事は国家間の文化交流の重要性を指摘し、「このような展示会は、イランの文化、歴史、芸術を紹介する上で効果的な役割を果たし、国家間の文化的な架け橋となっている」とコメントしています。また「イランの輝く真珠とされるシーラーズは、わが国の詩や文学、文明の象徴であり、カザンでこのような展示会が開催されることは、両国間の相互理解の深化や、文化・観光分野での協力拡大に寄与すると思われる」と語りました。そして最後に「このような行事の継続により、イランとタタールスタン共和国間の文化・国民的関係のさらなる強化への道が開かれるよう希望する」と結びました。

