ロシアとNATOの対立:欧州は安全保障危機の瀬戸際に
https://parstoday.ir/ja/news/world-i130464-ロシアとnatoの対立_欧州は安全保障危機の瀬戸際に
NATO北大西洋条約機構当局者らによる脅迫的な発言を受けて、ロシア外務省報道官が同国との戦争という「愚鈍な構想」に警告し、「断固たる全面的対応」を公約しました。
(last modified 2025-11-16T11:29:48+00:00 )
11月 16, 2025 03:23 Asia/Tokyo
  • ロシアとNATOが対立:欧州は安全保障危機の瀬戸際に
    ロシアとNATOが対立:欧州は安全保障危機の瀬戸際に

NATO北大西洋条約機構当局者らによる脅迫的な発言を受けて、ロシア外務省報道官が同国との戦争という「愚鈍な構想」に警告し、「断固たる全面的対応」を公約しました。

ヨーロッパでは再び、ロシアとNATO間の安全保障上の緊張が高まっています。ロシア大統領府当局者とNATO加盟国からの相互警告により、冷戦のような雰囲気が醸成され、この両者は起こりうるシナリオに備えようとしています。こうした緊張が高まっている中、特にトランプ氏が米大統領が復帰した場合の米国の支援継続が不確実であることから、ヨーロッパにおける安全保障上の危機はさらに深刻化しています。

ロシア、NATOに断固として警告

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、「ロシアとの戦争準備」に関するNATO関係者の最近の発言に強く反発し、これらの発言を「世論を心理的に誘導し、ロシアを有責者に見せかけるための組織的工作」の一環だとしました。

ザハロワ報道官はまた、「もしNATOの戦略家らの意識内にそのような『愚鈍な構想』が浮かんだ場合、ロシアの対応は全面的かつ断固たるものになるだろう」と警告しています。

守勢に回るNATO

これらの警告が発せられたのは、NATOが守勢に回っている中でのことです。英国のジョン・ヒーリー国防長官は、「ポーランド上空での無謀な無人機飛行やエストニア上空でのロシア戦闘機の飛行」など、ヨーロッパに対する「増大する脅威」を列挙し、加盟国間の防衛協力を強化する必要性を強調しました。同時に、独ベルリンではNATO加盟4カ国の緊急国防相会合が開催されています。

NATOの将来に暗雲を投げかけるトランプ米政権

NATOの将来の安定と約束履行を脅かす戦略的懸念の一つは、NATOを混乱に陥れているドナルド・トランプ米政権が予測不可能な存在だということです。今の現状は、NATOのいかなる攻撃的行動にも全面的な報復が伴うとロシアが確信している危険なゲームに例えられます。一方、NATOは戦争の脅威が高まっているにもかかわらず、先行き不透明なアメリカへの依存など、深刻な内部課題に直面しています。この対立の今後の行方は、NATOが内部対立を乗り越え、信頼できる抑止力を構築できるかどうかにかかっています。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram Twitter