東アジア情勢|台湾をめぐる日中の緊張高まる
-
日本の高市早苗首相
中国国防省が、「日本は台湾問題への武力介入をもくろむなら、中国軍の前に『大敗』を喫するだろう」と表明しました。
先だっての高市早苗首相の国会での発言は、日本と中国の間における外交上の緊張を引き起こしています。高市首相は最近の国会答弁で、「台湾有事になれば集団的自衛権を行使可能な『存立危機事態になり得る』」と述べていました。
中国外務省の孫衛東外務次官は今月13日、日本の金杉憲治駐中国大使を呼び出して「厳正な申し入れと強い抗議」を表明し、答弁の撤回を改めて求めました。
中国外務省は異例の措置として、中国国民に対し日本への渡航自粛を呼び掛ける措置に踏み切りました。これに対し、自民党の小林政調会長は「冷静に受け止めるべきだと考えており、必要あればしっかりと、これまで通り対話を継続し、日中関係という重要な関係を建設的かつ安定的なものにしていくため、引き続き我が国として努力をしていく」とコメントしています。
中国、AI関連技術への投資計画を発表
AI関連銘柄が急騰する中、中国の投資家は投資対象の軸足をAI関連プロセッサーから、安価な電力、工業用金属、巨大バッテリーといったAI関連技術の部品へと移しています。中国のエネルギー株指数は先月10%上昇していますが、これは主にAIインフラの牽引によるものです。
米韓合同海軍演習
最近、韓国海軍は声明を発表し、「わが国と米国による海軍合同軍事演習は、北朝鮮に対する抑止力の強化を目的としている」と表明していました。
声明によると、4日間にわたるこの演習には、両国から十数隻の軍艦と哨戒機が参加しています。
韓国海軍はまた、多数の部隊が対潜水艦戦や防空、海軍兵站の分野で海軍演習に参加したことを明らかにしました。

