ニュース|イラン原子力庁長官:「我が国の核施設への攻撃は史上例のない出来事」「イスラエルは西アジアの安定を脅かす」
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イラン原子力庁のモハンマド・エスラーミー長官
イラン原子力庁のエスラーミー長官が、平和目的で稼働する同国の核施設が軍事攻撃されたことについて、「あらゆる脅威や圧力を受けながらも平和的核知識の保持を固持する国民の意志への明らかな犯罪である」と強調しました。
モハンマド・エスラーミー長官は今月11日、イエメンのアル・マシーラTVのインタビューで、「イランの平和的な核施設への攻撃は、各国の科学技術を標的とした攻撃としては史上に前例のないものだ」と語っています。
【ParsTodayイラン】エスラーミー長官はさらに、「攻撃の性質とタイミングは、米国とその同盟国が、イランの科学技術の進歩を相手とした戦争という枠組みで、緊張の危険な激化の新たな段階に入ったことを示している」と述べました。
イスラエル、西アジアの安定を脅かす
欧米の大学でシオニスト政権イスラエルに対する批判や学生の抗議活動が激化する中、英国最古の学生団体の1つ・オックスフォード・ユニオンはある会合において賛成多数により、イスラエルを西アジア地域の安定に対する最大の脅威であると宣言しました。一連の喧騒を呼び起こしたこの会合の採決では、イスラエルを西アジア地域の安定にとっての主要な脅威と宣言する動議が賛成265票、反対113票で可決されています。
ハマス、パレスチナ諸勢力による米国提案の決議案に断固たる反対を表明
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは声明を発表し、パレスチナ諸勢力が国連安全保障理事会での米国起草の決議案に関する覚書を提出したことを明らかにし、この覚書においてこの決議案への断固たる反対を表明したことを強調しました。
ベネズエラ大統領が米国に警告;「まずは自分の身を守れ」
南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領はある演説で、「米国は世界を支配することを目指しているが、自国内の4000万人のホームレスのことは誰も気にかけていない」とし、「毎日十分な食料を得られない数百万人ものアメリカ市民のことを誰も気にかけていない。子供たちが教育を受けられない何百万人ものアメリカ人のことを誰も気にかけていない」と述べました。さらに、薬物中毒の問題を抱える3500万人以上のアメリカ国民の深刻な状況も指摘するとともに、武器で「世界を救う」というアメリカの意図を批判し、「まずは自国内で自らの身を守れ」という断固たるメッセージを発しています。
ウクライナ軍の士気は開戦以来最低レベル
英紙テレグラフは、「ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の戦略都市ポクロフスクで勝利する可能性がある」と報じ、「ウクライナ軍の士気は現在、2022年の特別軍事作戦開始以来最低レベルにある」と明らかにしました。また、約17ヶ月に及ぶ消耗戦を経て、ロシア軍によるポクロフスク市の解放は目前だとし、「この都市の喪失は、戦争の最中にあるウクライナ国民の士気と結束に深刻な打撃を与える可能性がある」と報じています。

