ロシア関連ニュース | 中央アフリカ国防相によるロシアの支援への称賛から米国の対ロシア制裁まで
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中央アフリカ共和国のクロード・ラモー・ビロー国防大臣
中央アフリカ共和国の国防大臣が、同国における暴力の終結に果たしたロシアの役割を称賛しました。
クロード・ラモー・ビロー中央アフリカ共和国国防相は、ロシア・RIAノーボスチ通信との最近のインタビューで「中央アフリカ共和国における和平と安定の達成は、何よりもまずロシアと同国の専門家諸氏に負うところが大きい」と語っています。
【ParsToday国際】ビロー国防相はさらに「ロシアと協力してきた短期間のうちに、犯罪組織による民間人への暴力を阻止できたと共に、わが国において自らと子供たちの命が脅かされることのない未来が実現可能だという希望を国民に取り戻させることができた」と述べました。
ここで注目すべきことは、フォースタン・アルカンジュ・トゥアデラ中央アフリカ共和国大統領が2017年にロシアに安全保障支援を要請していたことです。これに対しロシアは中央アフリカに武器と弾薬を送付し、軍と民間の専門家を派遣して数千人の治安部隊の訓練を実施していました。
プーチン大統領:「米国の対ロシア制裁は二国間関係を破壊」
一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、中央アジア・キルギス首都ビシュケクで開催されたCSTO集団安全保障条約機構首脳会議の傍らで記者会見し、ロシア企業に対する米国の制裁措置を批判するとともに、「米国の対ロシア制裁は二国間関係を破壊している」と語りました。また、ウクライナ紛争終結に向けた米国の計画にも言及し、「米国の対ウクライナ計画は、同国の危機解決に向けた今後の合意の基盤となりうる」と述べています。
米大統領特使がロシア訪問へ
こうした状況を受け、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、米国大統領特使のスティーブ・ウィトコフ氏が近くロシアを訪問することを明らかにしました。ヴィトコフ特使の訪問は、プーチン大統領のインド訪問に先立って行われる予定です。
ロシア、与那国島への日本のミサイル配備に警告
一方、ロシア外務省は「台湾に近い与那国島へのミサイル配備という日本の計画に対し、ロシアは厳しく対応する権利を留保する」と警告しました。ロシアは、米国の命令通りに行動し、軍事化を目指して「自国の島々を武器で埋め尽くそうとしている」として日本を非難しました。
ロシア、米国のミサイルシステムへの対抗を目的に軍事的措置へ
ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は「世界のいずれの地域であれ、米国の中距離ミサイルシステムがロシアにとって脅威となる場合、ロシアは報復的な軍事的・技術的措置を講じる」と警告しました。また、ロシアと米国が捕虜交換について個別に連絡を取り合っている点に触れつつ、「ロシアはウクライナ問題に関して正常かつ平和的な対米交渉プロセスを支持しており、汚れた無価値ないずれの駆け引きにも関与しないことを望む」と強調しています。

