アフリカ経済関連ニュース|ブルキナファソ、仏所有のガソリンスタンドを国有化/ナイジェリア、BRICS加盟目指す
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西アフリカ・ブルキナファソ政府が、フランス企業トタル・エナジーズが所有するガソリンスタンドをすべて国有化しました。
(last modified 2025-12-10T10:58:52+00:00 )
12月 10, 2025 19:27 Asia/Tokyo
  • ブルキナファソ政府が、仏企業トタル・エナジーズ所有のガソリンスタンドを全て国有化
    ブルキナファソ政府が、仏企業トタル・エナジーズ所有のガソリンスタンドを全て国有化

西アフリカ・ブルキナファソ政府が、フランス企業トタル・エナジーズが所有するガソリンスタンドをすべて国有化しました。

【ParsToday国際】ブルキナファソ政府はフランス企業「トタル・エナジーズ」が所有する全てのガソリンスタンドを国有化し、自らの管轄下に置きました。また、ブルキナファソ政府はこれらのガソリンスタンドの名称を「バラカ・エナジー」に変更し、「今後はバラカ・エナジーのガソリンスタンドからの収益はすべてブルキナファソ政府の国庫に留保され、外国の企業や団体には一切分配されない」と発表しています。

リビアの石油港が操業を再開

また、その他の報道によりますと、北アフリカ・リビアの石油ターミナル港で働くエンジニアらは、操業停止していたこれらの港湾が再開したことを明らかにしました。リビアの石油業界のエンジニアら3人は「東部ズワイティナ、北部ラス・ラヌフ、東部シドラ及びブレガの各石油港での操業が今月5日、悪天候のために操業停止していたが、このほど再開した」と述べています。

リビアはOPEC石油輸出国機構の主要な加盟国であり、産油量を日量平均110万~130万バレルに維持しようと努めています。現在、この産油量のほぼ全てが世界市場に輸出されており、その主な相手先は欧州諸国となっています。

米国とタンザニア、420億ドル規模の天然ガス取引めぐり交渉

もう一つの出来事として、東アフリカ・タンザニア駐在の米国臨時代理大使がタンザニア大統領と会談し、420億ドル規模の液化天然ガス(LNG)取引について交渉しました。米国務省がタンザニアにおける選挙後の暴動を受けて同国との関係を見直すと発表した数日後、アンドリュー・ランツ駐タンザニア米臨時代理大使は、タンザニアの首都ドドマにある同国大統領官邸でサミア・スルフ・ハッサン大統領と会談しています。タンザニア大統領府は声明を発表し、今回の会談を二国間経済協力の再構築に向けた「決定的な一歩」であるとし、「両国は420億ドル規模のLNGプロジェクトに関する交渉の妥結に近づいている」と明らかにしました。

南アフリカ、G20サミット除名を示唆した米国の脅迫を却下

南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は、来年のG20(20の国と地域で構成される先進国グループと新興国グループ)サミットからの南アフリカの除名という米国の脅迫を却下し、「南アフリカはG20の創設メンバーであり、今後とも引き続き政府間フォーラムの活動に全面的かつ建設的に参加していく」と強調しました。ラマポーザ大統領のこの発言は、ドナルド・トランプ米大統領が「南アフリカは来年のG20サミットに招待されない」と表明したことを受けてのものです。最近南アフリカ・ヨハネスブルグでは、アメリカ抜きでG20サミットが開催されていました。

ナイジェリア、BRICS加盟を要請

また別の報道によりますと、西アフリカ・ナイジェリアのユスフ・トゥガー外相は、同国がBRICS新興経済国グループへの加盟に関心を持っていることを明らかにしました。トゥガー外相は、最近カタールで開催されたドーハ・フォーラムで、「ナイジェリアは2050年までに人口を約4億人まで増やし、中流階級に依拠した社会になるというビジョンを掲げており、BRICS経済圏の経験から恩恵を受けたいと考えている」と述べました。また「そう遠くない将来、ナイジェリアがBRICSへの正式加盟を果たせるよう希望する」としています。

BRICSは2009年にブラジル、ロシア、インド、中国の参加を得てロシアで設立され、その1年後には南アフリカが加盟しました。さらにその後2024年1月からはイラン、エジプト、エチオピア、UAEアラブ首長国連邦が加盟し、加えて2025年1月からはインドネシアの加盟が発表されています。

 

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