その他のニュース | 欧州で4100万人が暖房なしで生活
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この冬はヨーロッパ諸国において、​​住宅の暖房が市民生活の危機と化しており、ドイツやフランスを含む数千万人の市民らが暖房のない住宅での生活を迫られています。
(last modified 2025-12-13T17:16:46+00:00 )
12月 14, 2025 02:12 Asia/Tokyo
  • 欧州では4100万人が暖房なしの住居で生活
    欧州では4100万人が暖房なしの住居で生活

この冬はヨーロッパ諸国において、​​住宅の暖房が市民生活の危機と化しており、ドイツやフランスを含む数千万人の市民らが暖房のない住宅での生活を迫られています。

欧州におけるエネルギー危機はEU内の最古の問題の1つであり、対ロシア制裁の発動後に深刻化しました。現在ヨーロッパ人が瀕している危機はマクロ経済的な問題に加え、寒い季節に自宅を暖めることです。

【ParsToday国際】ユーロニュースによりますと、EUでは自宅を十分に暖められない人の割合が増加しており、「数千万人のヨーロッパ人が寒い家での生活を余儀なくされている」とされています。

ユーロニュースはこの危機の詳細について「EU圏では4100万人以上が自宅を十分に暖かく保つことができていない。エネルギー貧困に陥っている人々の約3分の2は、EUの4大経済圏に暮らしている。寒い家での生活は心理的ストレスに加え、身体的な健康に深刻なリスクを及ぼす。研究によれば、十分な暖房のない寒い環境は脳卒中や呼吸器感染症のリスクを高め、運動能力の低下による事故の可能性も高める」と報じました。

現存する統計によれば、ヨーロッパの国の一つとみなされているトルコでは、エネルギー貧困に苦しむ人の数が約1300万人にも及び、これは欧州36カ国中最も多くなっています。フランスでは800万人以上、ドイツでは500万人以上がエネルギー貧困に苦しみ、寒い家での生活を余儀なくされています。

欧州委員会は、エネルギー貧困の主な原因として「1. エネルギーコストの高さ、2. 低所得、3. 暖房システムの非効率性」の3つを挙げています。また、同委員会の報告書では、EUによる対ロシア制裁措置がエネルギー価格の上昇をまねいていることが指摘されています。

 

 


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