仏大統領がトランプ氏へのメッセージで「イランで偉業を成し遂げる」と述べた意味とは?
https://parstoday.ir/ja/news/world-i131490-仏大統領がトランプ氏へのメッセージで_イランで偉業を成し遂げる_と述べた意味とは
エマニュエル・マクロン仏大統領がドナルド・トランプ米大統領に送信した個人的なテキストメッセージが公開されたことで、多くの疑問が提起されています。
(last modified 2026-01-25T04:10:30+00:00 )
1月 25, 2026 13:03 Asia/Tokyo
  • ドナルド・トランプ米国大統領(右)とエマニュエル・マクロン仏大統領(左)
    ドナルド・トランプ米国大統領(右)とエマニュエル・マクロン仏大統領(左)

エマニュエル・マクロン仏大統領がドナルド・トランプ米大統領に送信した個人的なテキストメッセージが公開されたことで、多くの疑問が提起されています。

【ParsToday国際】ドナルド・トランプ米大統領が自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、マクロン大統領からのテキストメッセージを公開したことから、トランプ氏によるこの暴露に対するフランス側の不満が広がり、重要な疑問が浮上してきました。

マクロン氏は、トランプ大統領というアメリカの同僚に宛てたこのテキストメッセージの一部で、シリア情勢に関する連携に言及した後、デンマーク自治領グリーンランドとウクライナをめぐる対話を提案する前に、「我々はイランで偉大なことを成し遂げられる」と書き込んでいました。

マクロン大統領がこれまでシリアにおけるフランスとアメリカの協力関係を公に語ってきたことに注目すると、マクロン大統領はイランに関してもシリアやリビアのモデルを実行しようとしていると言えます。

リビアとシリアでのモデルはいずれも、外国からの介入、広範囲にわたる情勢不安の扇動、そして政治構造の劇的な変化を招きました。リビアの例では、国際的な圧力とNATO北大西洋条約機構の軍事作戦によって既存政府が崩壊し、それが破壊と殺害に発展した結果、事実上リビアを東西に二分する事態となりました。

NATO軍によるリビア爆撃

シリアの例では、西側・アラブ諸国の枢軸によるテロ組織への支援が内戦に発展し、最終的には外国勢力の介入と同国内での地域的対立の勃発をまねきました。その過程で、シリアは長期にわたる危機の連鎖に陥り、甚大な損失と犠牲者を被りました。マクロン大統領が念頭に置いているのはこのようなモデルだと思われ、これは多層的な圧力をかけて政府構造を弱体化させ、軍事力を含むハードパワー及び、それ以外の手段を含む準ハード・パワーによってイランの行動や政治構造を変えようとする思惑を意味しています。

米国の場合、近年の政策は主に最大限の圧力、広範な制裁、そしてイランの地域的影響力の抑制に重点を置いたものでした。このシナリオを同様のアプローチの延長と捉えるならば、第2次トランプ政権における米国の目標は、経済的圧力、外交的孤立、地域的同盟への支援、そして最終的には軍事攻撃を通じて、イランの行動や政治構造を根本的に転換させることにある可能性が考えられます。このような枠組みにおいて、リビアやシリアのモデルをイランに適用することは、中央政府の能力の弱体化をはかり、イランの地域的影響力を制限し、イランの国内コストを増大させ、さらには軍事攻撃による体制崩壊を企てることを意味します。

総括すると、リビアやシリアの危機に対する米国とヨーロッパの過去の介入の経験からして、米国やフランスがイランでもリビアやシリアのモデルを実行したいという願望は、内戦、破壊、人々の殺害、政治的不安定、経済的混乱、大規模な移民の波の下地を作り出し、最終的にこの2つの国に壊滅的な結果をもたらしたことから、西側諸国、特に米国の壮大な目標に沿って、単に戦争を扇動し、標的の国の情勢不安化を狙っている西側諸国の支配者の非人間的な性質を反映している可能性があります。

結論として、万人にとって明らかなことは、これらの西側諸国政府の覇権が、イランの独立への願望や、世界の脱植民地化と脱覇権化のプロセス加速に向け他の社会を独立化させよう、というイランの努力に端を発しているということです。多くの有識者によれば、イランは1979年のイスラム革命以来、この分野で多くの成功を収めており、この道を堅固に歩み続けることを示しているのです。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram Twitter