ブリンケン米前国務長官;「トランプ氏は対イラン戦争からの脱出方法を模索」
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アントニー・ブリンケン米前国務長官
ブリンケン前米国務長官が「イランとの戦争の結果は『現実のもの』であり、ドナルド・トランプ現米大統領は戦争からの脱出方法を模索している」と語りました。
【ParsToday国際】IRIB通信によりますと、アントニー・ブリンケン前米国務長官は8日金曜夜、SNSに「トランプ米大統領は、物価上昇と弾薬備蓄の減少という二重の制約に直面している。しかし、問題は物価に加えて、物資の入手可能性にも及んでいる。このことが世界経済とアメリカ国民に及ぼす影響は深刻である」と投稿しています。
また「トランプ大統領は打開策を探している。彼が解決策を見つけられることを願っている。何らかの合意成立する必要がある。しかし、イランは大きな力・手段を手に入れており、それを利用するだろう」と書き込みました。
さらに、元米国防総省アナリストだったマイケル・マルーフ(Michael F. Maloof)氏もレバノンのアルマヤーディンTVに対し、「トランプ大統領はオバマ前政権の合意よりも良い合意を成立させることはできないだろう。イランにはウラン濃縮の実施および、自国の領海における海上交通の管理という権利がある」と語っています。
そして同氏は「UAEアラブ首長国連邦は、の地域におけるシオニスト政権イスラエルと米国の代表として機能し、事実上イスラエルの手先となっている。そして、両者の間では、現在の情勢変化に関して直接的なやり取りが行われている」と述べました。
一方、アメリカの著名な国際関係アナリストでもあり、米シカゴ大学で政治学の教鞭をとるジョン・ミアシャイマー教授は「イランに対するトランプ氏の行動は、いかなる点においてもアメリカにとって有利にはならないだろう」とコメントしています。
ミアシャイマー氏はまた、ホルモズ海峡での最近の衝突、そして米・イラン間の停戦が脆弱なものであることに言及し、「イランとの戦争は米国にとって壊滅的な敗北に等しい。我々は自らの目標を一つも達成できず、一方でイランはホルモズ海峡を支配し、また地域にある米軍基地は破壊された」と強調しました。
加えて、アメリカが海上封鎖を行った唯一の理由として、イランへの爆撃が効果的ではなかったことを挙げ、「イラン側はこの圧力にも抵抗するだろう」と付け加えました。
そして、アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズも「米国は対イラン戦争開始以来、巡航ミサイルの備蓄量のほぼ半分を使い果たした」と報じています。
