中国、日本の南シナ海の領土問題への介入を批判

中国が、南シナ海の領土問題に干渉しているとして日本を批判しました。

中国・新華社通信によりますと、中国外務省の陸慷報道官は、24日日曜、「南シナ海に関する問題は日本には関係がなく、日本にはこの問題に介入する権利はない」と語りました。

陸報道官は、「日本は、この海域の領土問題には関わっておらず、中国を非難する権利はない」としています。

また、「中国が、南シナ海の領土問題に関する仲裁裁判所の判決を受け入れないのは、国際法や国連海洋法条約に基づいた行動だ」と強調しました。

中国は、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾、ベトナムと、南シナ海の南沙諸島、西沙諸島の領有権を巡って対立しています。

オランダ・ハーグの仲裁裁判所は、今月12日、南シナ海の広範な地域に対する中国の領有権の主張は根拠がないとし、中国が、歴史的にこの地域と南シナ海の資源を独占して保有できる証拠は存在しないとしました。