西側の思想家が考える預言者ムハンマド(32)
西側の多くの学者が、知識や思想を持ち、公平な目を持っているため、イスラムの預言者ムハンマドの清らかな人格を非常に肯定的に捉え、その偉業を讃えています。
アイルランドの文学者、ジョージ・バーナード・ショーは次のように記しています。
「ムハンマドは最も偉大な預言者である。もし彼が現代の世界を統治していたら、人類のさまざまな問題をその知識や英知によって次々に解決していただろう。私は、預言者ムハンマドの宗教は、あらゆる時代の人類の生活に即したものであり、あらゆる世代の注目を集めることのできる、唯一の宗教だと考えている」
バーナード・ショーはまた、次のように語っています。
「私はムハンマドの生活や活動を詳しく研究してきた。彼はキリスト教徒に反対していない。彼は人類の救世主と見なされるべきである。彼のような人物が新たな時代に支配者になっていたら、人類の問題を解決するために平和と友好を利用していただろう。彼は地上において最も優れた人物である。彼は人類を宗教へといざない、ひとつの文明を築いた。道徳を広め、生き生きと力強い社会を作り、彼の教えが実践されるようにした。彼は人間的な行動や思想の世界を完全に変えた。彼の名前はムハンマドである。570年にアラビア半島で生まれた。彼の使命は、40歳のとき、正しい宗教であるイスラムに人々をいざなうために始まった。そして63歳で亡くなった。預言者としての使命を授かった23年間、人々を唯一神の崇拝に導いた。彼はヒジャーズの人々を部族同士の対立や戦争から解放し、民族的な連帯と統一をもたらした。彼は、人々を、極端な行動や放蕩から、中庸や禁欲へ、無法な状態から秩序のある生活へ、そして堕落から道徳へと導いた。人類の歴史が、一人の人物によるこれほど完全な変化を目にしたのは、イスラムの預言者以前もそれ以降もこれきりである」