韓国大統領の退陣問題を巡り、与党内に緊張
12月 05, 2016 20:03 Asia/Tokyo
韓国大統領の弾劾訴追案が国会に提出されたことを受け、与党セヌリ党内で緊張が高まっています。
韓国・ヨンハプ通信によりますと、セヌリ党は、パク大統領の弾劾に関する野党の圧力により、崩壊の危機にあると言われています。
セヌリ党のパク大統領支持派は、大統領の自発的な辞任を求めていますが、反対派は、今週金曜、野党の弾劾訴追案に賛成しようとしています。
野党3党は、3日土曜、パク大統領の弾劾訴追案を提出しました。
この議案の採決は今週金曜に行われ、賛成多数で可決された場合、憲法裁判所でも承認される必要があります。専門家によれば、それまでにはおよそ2ヶ月かかるだろうと言うことです。
野党は、弾劾訴追案で3分の2の賛成を獲得するため、与党議員の少なくとも28人の賛成を必要としています。
こうした中、29人が賛成票を投じる意向だといわれています。
パク大統領は先週、国会が安定的に政権移譲する方針を作れば、任期満了を待たずに辞任する意向を示しました。
一方野党はこの提案を拒否し、それを弾劾逃れや時間稼ぎのためのものだとしています。
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