ヨーロッパの寒波で多数の死者
1月 14, 2017 18:53 Asia/Tokyo
ヨーロッパでの、これまでに見られなかった寒波の影響で、数十人が死亡しました。
IRIB通信によりますと、ウクライナ当局は、13日金曜、ここ数日、気温はマイナス25度まで下がっているとしました。
このの影響で、ウクライナでは少なくとも40人が死亡しました。
ポーランドの一部の地域でも、マイナス20度となり、これにより10人が死亡しました。
イタリアでも、厳しい寒波により、5人のホームレスを含む8人が死亡しました。
報道によりますと、これまでにバルカン諸国などの東欧各地で、このところかつてないほど気温が下がったことにより、12人が死亡しました。
スコットランドなどの西欧諸国でも、これに関する注意報が出ています。
ヨーロッパの多くの学校がこの寒波により、休校になりました。
雪や凍結が、人々の通行を妨げ、ヨーロッパ各都市で大規模な交通渋滞をひきおこしており、市民への支援とこの問題の解決における、政府の対応の遅れに対する不満が生じています。
国連のグランディ難民高等弁務官は、難民や移民が寒波によって命の危険にさらされることに警告を発し、ヨーロッパ諸国の政府に対して、彼らを支援するよう求めました。
アムネスティ・インターナショナルなどの団体も、冬の寒さの中におかれている難民の状況によりいっそう注目するよう呼びかけています。
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