イギリス元外交官、アメリカ軍とイギリス軍の拷問の行使を暴露
(last modified Sun, 22 Jan 2017 10:33:52 GMT )
1月 22, 2017 19:33 Asia/Tokyo
  • イギリス元外交官、アメリカ軍とイギリス軍の拷問の行使を暴露

イギリスの元外交官が、イラクに駐留していたイギリスとアメリカの軍が、逮捕者に対して拷問を加えていたことを暴露しました。

エジプトのニュースサイトによりますと、ウズベキスタン駐在イギリス大使をつとめた経歴を持つ、クレッグ・マレー氏は、インターネットに掲載した映像の中で、イギリス軍はアメリカ軍とともに、イラクの逮捕者を死ぬ寸前まで拷問にかけたとしました。

マレー氏はまた、イギリスとアメリカはイラクに大量破壊兵器がないことをよく知っており、国連安保理の要請のないままイラクを攻撃したとしました。

さらに、「イラクの大量破壊兵器監視委員会の委員長として、このような兵器はイラクには存在せず、この主張は偽りであると強調しており、イラク攻撃は、ヒトラーやムッソリーニの行動に等しいと考えている」と語りました。

マレー氏はリビアにおける西側の関与や空爆について、「私たちが行ったリビアの空爆は、悲劇であり、NATO北大西洋条約機構軍の空爆の中で1万5000人が死亡し、これはイギリスのラジオでは伝えられていない」と語りました。

また、「我々はリビアの状況をよりよいものにしただろうかという質問への答えは、確実にノーだ」としました。