韓国の観光業者が中国の報復行為で損失
3月 12, 2017 19:40 Asia/Tokyo
ミサイル迎撃システムTHAADの配備をめぐる、中国と韓国の関係の緊張を受けて、韓国の観光業と観光業者が大きな損失に見舞われています。
韓国・ヨンハプ通信によりますと、韓国の597社を対象にした韓国貿易協会の世論調査の結果、56.2%が中国の報復的な行動が業務に悪影響を与えているとしています。
また、32.9%は中国が3ヶ月以内に韓国に対して厳しい報復措置をとることになると予想しています。
中国は韓国にとって最大の貿易相手国であり、THAADの配備に抗議し、韓国の観光業者や商社に対する制限を行使しており、これによって30億ドルの損失が出ています。
中国政府はまた、国民に対して韓国への旅行を控えるよう呼びかけました。
韓国とアメリカは2016年、北朝鮮の脅威に対抗するため、THAADを韓国に配備することで合意しており、配備作業は予想以上に早く始まりました。
中国政府はTHAADの韓国配備が地域のパワーバランスを崩すことになると考えています。
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