チョムスキー氏、「アメリカは、世界の平和にとっての最大の脅威」

アメリカの哲学者であるチョムスキー氏が、アメリカは、世界の平和にとっての最大の脅威だとしました。

チョムスキー氏は、ニューヨークの独立報道番組・デモクラシー・ナウのインタネットサイトのインタビューで、「アメリカがイランを平和にとっての脅威としている中、アメリカでの世論調査により、アメリカ自体が世界の平和に対する最大の脅威と見なされていることが明らかになった」と語りました。

また、「自由に武力を行使しようとする者たちは、抑止的な要素を強く懸念している。アメリカの政府関係者がイランを脅威と考えているのは、イランが覇権主義的な大国を抑えようとしているためである」と述べました。

さらに、ＮＡＴＯ・北大西洋条約機構の影響力を拡大しようとするアメリカの努力を否定し、「アメリカはこのことをロシアやイランに対する自国の防衛力の拡大という主張のもとに行っているが、この主張は受け入れがたい」としました。