ロシアとアメリカの間の不信感
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アメリカのティラーソン国務長官が初めてロシアのプーチン大統領と会談しましたが、この会談はロシアのアメリカの間の信頼を醸成することはありませんでした、
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
4月 13, 2017 15:34 Asia/Tokyo
  • ロシアとアメリカの間の不信感

アメリカのティラーソン国務長官が初めてロシアのプーチン大統領と会談しましたが、この会談はロシアのアメリカの間の信頼を醸成することはありませんでした、

プーチン大統領は、ティラーソン国務長官との会談後、アメリカとロシアの間の不信感は、トランプ大統領時代に悪化したと述べました。ティラーソン国務長官はこの会談の後、同様の表明を行い、「アメリカとロシアの関係は現在、低いレベルにあり、両国の間の信頼は失われている」と述べました。こうした中、この二人は、この関係を乗り越えるよう期待感を表しました。とはいえ、少なくともシリア問題に関して今も両者は信頼醸成に向け共通の理解に至ることができていません。この問題について、RIIBアボルファトフ解説員は次のように語っています。

ロシアとアメリカの不信感は単に、シリア問題、この国の政治の未来に限られません。100年前からこれまで、両国は互いを信用していません。第2次世界大戦のファシズムとの共通の戦いの時代においても、両国の指導者は互いを恐れていました。ファシズムとの戦いが終わり、この2カ国は、冷戦時代に二極に別れることになりました。

この2カ国の間の不信感は冷戦のピークにおいて、世界を核戦争の寸前まで前進させ、数多くの地域戦争を世界中で引き起こしました。

冷戦の終結とソ連の崩壊もまた、ロシアとアメリカの歴史的な不信感を解消することはなく、双方の関係者が両国の関係は現在さらに悪化していると述べるほどでした。

こうした不信感は、両国のエリート、大衆の見解に端を発しています。ロシアは歴史の中で、アメリカなどの西側諸国を信用せず、これらの国はロシアを弱体化させ、従属させようとしていると考えています。17世紀のピョートル大帝から21世紀のプーチン大統領まで、ロシアの指導者は、西側の優勢、ロシア国民の利益の軽視を懸念してきました。

アメリカが率いる西側もまた、ロシアに対する政策を継続する理由を有しています。彼らはロシアのナショナリストは、世界の危機的状況から自らの利益を模索し、世界に新たな帝国を生み出そうとしていると主張しています。西側はグルジア侵攻、クリミア占領、東ヨーロッパの安全確立、ヨーロッパでのエネルギー危機の開始、アフガニスタンの駐留強化、シリアの政治体制への支持、こういったものをロシアの経済・安全・政治的な拡張主義の一部と見なしています。

現在、アメリカとロシアの完全な不信感の中で、両国は互いに威嚇しあうことで、他者から最大限の利権を得ようとしています。オバマ大統領時代に激しさを増したこうした流れは現在、好戦的なトランプ政権の誕生により、さらに悪化しています。こうした状況の中、シリアの軍事基地へのアメリカのミサイル攻撃などの挑発行為は、両国の間に戦争の火花を散らさせる可能性があるのです。