シリアと朝鮮半島の危機をめぐり、米ロ大統領が電話会談
May 03, 2017 19:26 Asia/Tokyo
アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が、シリアと朝鮮半島の危機をめぐり電話会談を行いました。
IRIB通信によりますと、アメリカとロシアの大統領による今回の電話会談は、アメリカが最近シリアを空爆して以来初めてとされています。
先月7日にアメリカが59発のトマホーク・ミサイルでシリアの空軍基地を攻撃したことにより、アメリカとロシアの関係は悪化しました。
ロシア大統領府は声明の中で、プーチン大統領とトランプ大統領は、シリアでの停戦の強化に向けて相互間協力に努めることで合意したとしています。
この声明ではまた、プーチン大統領が北朝鮮問題に関して自重した行動を求めており、両者は朝鮮半島の危機に関する外交を進展させるための協力をめぐり合意したとされています。
アメリカは最近、朝鮮半島の周辺海域に艦隊を派遣しました。
朝鮮半島の情勢は現在、北朝鮮に対するアメリカの一方的な挑発行為や敵対政策により、最高レベルの緊張状態となっています。
アメリカは常に、北朝鮮の核実験の停止を求めていますが、北朝鮮はこれまでに何度も、アメリカとその同盟国が北朝鮮に対する脅迫を続ける限り、北朝鮮も先制攻撃力をはじめとする軍事力の強化を継続すると強調しています。