中国政府、16歳以下の未成年にイスラム名の使用を禁止
6月 04, 2017 18:50 Asia/Tokyo
中国政府が、北西部新疆ウイグル自治区の、16歳以下の未成年のイスラム教徒に対し、イスラム的な名前を変えるよう強要しています。
イギリスの新聞ガーディアンによりますと、新疆ウイグル自治区の共産党支部は、この地域の16歳以下の未成年につけられた、15のイスラム的な名前を禁止しました。
今年4月、地元政府関係者は、生まれてきた子供に、イスラム的な名前をつけるのを厳密に禁止したが、今度はイスラム暦のラマザーン月において、16歳以下の未成年に対するこの禁止事項を一般に施行すると発表しました。
新疆ウイグル自治区に住むほとんどのイスラム教徒は、トルコ系の人々とされています。
中国政府関係者は、過激主義の勢力拡大に対する懸念と、過激派対策により、新疆ウイグル自治区で法律を制定、施行していると語っています。
最近においても、新疆ウイグル自治区の地方議会で、過激主義の影響に対抗するという名目で、15項目の法律が可決されています。
中国の政府関係者は、テロ組織ISISや東トルキスタン運動のテロリストが分離運動により中国を脅迫してから、2000人以上の兵士をこの地域に派遣しています。
中国は分離派が新疆ウイグル自治区に独立国を作ろうとしていると主張しています。