恐怖に包まれたロンドン
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イギリスの首都ロンドンは、最近の相次ぐテロによって恐怖に包まれています。ロンドン橋で車が歩道に乗り上げて次々に人をはねた後、車から数人が出てきて、ナイフを振りかざしながら飲食店などに駆け寄り、数人にけがをさせました。警察は、容疑者3人と7人が死亡、少なくとも48人が負傷したと発表しています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
6月 04, 2017 16:23 Asia/Tokyo
  • 恐怖に包まれたロンドン

イギリスの首都ロンドンは、最近の相次ぐテロによって恐怖に包まれています。ロンドン橋で車が歩道に乗り上げて次々に人をはねた後、車から数人が出てきて、ナイフを振りかざしながら飲食店などに駆け寄り、数人にけがをさせました。警察は、容疑者3人と7人が死亡、少なくとも48人が負傷したと発表しています。

今回のテロは、マンチェスターのコンサート会場で起きた爆弾テロから12日後、イギリスの議会選挙の4日前に起こりました。マンチェスターのコンサート会場でのテロ事件の後、数日前まで、イギリスは警戒レベルを最高レベルに引き上げていました。この間、イギリス各地では警官が配備され、テロ対策などにあたっていました。イギリス全土の街頭に武器を持った警官が配備されるという前例のない措置により、マンチェスターのテロに恐怖を抱いていた人々は、少なくとも少しの間は、同じようなテロの再発を目にしなくて済むだろうと安心していました。特に、イギリスの議会選挙が近づいていたため、治安状況は改善するだろうと考えられていました。

こうした中、イギリスの政府や情報・治安機関の対策にも拘わらず、再び、今度はロンドンの中心部で、週末のため人々でにぎわっている中でテロが発生しました。今回もヨーロッパ各地でのほかの事件と同様、テロリストは、社会に恐怖を植えつけるため、車を使用しました。

数年前までは、よく知られたテロ組織は目的を果たすために爆弾を使用していましたが、現在は、誰かわからない人物が、トラックや乗用車に乗って人ごみに突っ込み、罪のない人々を殺害し、社会に恐怖を広めています。テロの手段の変化により、ヨーロッパにおける情報機関のテロリストへの対応は困難になっています。そしてそのテロリストの多くはヨーロッパの出身者です。

一方で、ヨーロッパの大小の都市の数百万人の市民にとって、あらゆるトラックや乗用車がテロの危険をはらんでおり、そのことが、死への恐怖を高めています。

イギリスでの最近のテロは、この国の政治に大きな影響を及ぼす可能性があります。メイ政権がテロという脅威に対処できておらず、安全対策が不十分であることは、次期議会選挙での与党の敗北につながるかもしれません。こうした中、政府の支持者は、テロリストに対する保守派政権の厳しい立場や移民政策が、選挙での勝利につながることを期待しています。

いずれにせよ、重要なのは、イギリスやヨーロッパの他の国でのテロの増加が、これまでも大きな影響を及ぼしてきたように、これらの国の政治や社会に大きな変化を与えることなのです。