中国がアメリカと韓国に対し、ＴＨＡＡＤに関して警告

中国外務省がアメリカと韓国に対し、韓国領内へのアメリカのミサイル防衛システムＴＨＡＡＤの配備に関して警告しました。

イルナー通信によりますと、中国外務省は２９日土曜、アメリカに対し、韓国領内から早急にアメリカの迎撃ミサイル防衛システムＴＨＡＡＤを撤去するよう求めています。

中国外務省の報告では、「アメリカのミサイル防衛システムＴＨＡＡＤは、中国や地域の安全にとっての大きな脅威とされ、地域の戦略的なバランスを危険に陥れるものだ」とされています。

韓国政府は２９日土曜、北朝鮮による最近の大陸間弾道ミサイルの実験を受け、さらにいくつかのミサイル防衛システムを配備する手続きの続行を決定しています。

アメリカと韓国は昨年７月、韓国領内にＴＨＡＡＤを配備することで合意し、北朝鮮のミサイル実験を口実に今年の３月初旬に、このシステムの配備を開始しています。